ADULT CHILDREN
テーブルの上にあるものすべてを母に投げつけた。



「てめえに何がわかるんだよ!!私が何したって言うんだよ!!てめえは何も悪くないのか!?ふざけんなよ!!」



すると黙っていた父が立ち上がり、私の頭を思いっきり殴りふらついた私はそのまま床に倒れこんだ。



「なんだ!親に向かってその口の聞き方は!!」



私は起き上がり父を睨みつける。



「てめえも一緒だろ!!この女と一緒なんだろ?世間体ばっか気にしやがって、家ではどうなんだよ!!」



するとまた父は髪を掴み、私を殴る。


何度も。何度も。




「おまえのせいでこの家は無茶苦茶だよ。」



立ち尽くす母も父に続けて言った。



「あんたの親だなんて恥ずかしいわ」



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