ADULT CHILDREN

「じゃぁもうしょうがないね」



そう言うと一人の男が私を倒し、上から押さえつけた。



「ちょっと黙っててね」



仰向けになった私の上に馬乗りになった男が上着を脱いで投げ捨てた。


腕から肩にかけて
入墨がびっしりと入っていた。



嫌だ。



嫌……



踏まれていた足から男をどけようとした。



「大丈夫だって。優しくしてやるから。」



そう言って私の両腕を掴む。



抵抗した。おもいっきり。

無理やり入れてきた舌を思いっきり噛んで、男がよろけた隙に急いでドアに向かった。


< 159 / 719 >

この作品をシェア

pagetop