ADULT CHILDREN
「ねぇ感じないの?」



男が私の体に触れながら耳元で言う。



「おいもっと声出せよ。感じないならシャブ(覚せい剤)吸わせるぞ?」



怖くて
泣きながら喘いだ。


その時が早く終わるのを願いながら。



自分がいけないんだ…


予測出来たはずなのに…



私がいけないんだ…




すべて


何もかも





私がダメな人間だから…






私が




いけないんだ――――――――――
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