ADULT CHILDREN
そんな夢ばかり見ていたせいか
3年生になった頃、私は少しおかしくなっていた。
「学校に行きたくない」
初めての登校拒否。
学校は楽しかった。
行けば沢山の友達と笑って過ごせる。
なのに、学校に行きたくない理由。
それには
夢が関係していた。
あまりにも毎日戦争の夢を見続けたせいで、現実と夢の境界がつかなくなっていたのだ。
母に理由を聞かれてもその事を話そうとは思わなかった。
もしも学校に行っている間に戦争が起きたら、お母さんと離れたまま死んでしまう。
私が傍にいてお母さんを守らないと。
そんなわけのわからない事で頭がいっぱいだった。
私の住んでいた地域では飛行機が頻繁に飛んでいた。
もの凄く大きな音が怖くて真夏でも窓を締め切り耳を塞いでいた。
爆弾が落ちてくるかもしれないと、家のすぐ近くに逃げ場を作らなければと大きな穴を掘って怒られた事もあった。
今では馬鹿らしい事だとわかっても、あの頃の私は真剣だった。
3年生になった頃、私は少しおかしくなっていた。
「学校に行きたくない」
初めての登校拒否。
学校は楽しかった。
行けば沢山の友達と笑って過ごせる。
なのに、学校に行きたくない理由。
それには
夢が関係していた。
あまりにも毎日戦争の夢を見続けたせいで、現実と夢の境界がつかなくなっていたのだ。
母に理由を聞かれてもその事を話そうとは思わなかった。
もしも学校に行っている間に戦争が起きたら、お母さんと離れたまま死んでしまう。
私が傍にいてお母さんを守らないと。
そんなわけのわからない事で頭がいっぱいだった。
私の住んでいた地域では飛行機が頻繁に飛んでいた。
もの凄く大きな音が怖くて真夏でも窓を締め切り耳を塞いでいた。
爆弾が落ちてくるかもしれないと、家のすぐ近くに逃げ場を作らなければと大きな穴を掘って怒られた事もあった。
今では馬鹿らしい事だとわかっても、あの頃の私は真剣だった。