ADULT CHILDREN
「勝手に触んなって言ってんだろ!!」
慌てて鞄を母から引っ張り取りあげた。
見られたらやばい…――
「早く出てけよ!!こっちは体調悪くて休んでんだよ!」
そう言うと母は立ち上がる。
出ていくんだと思って安心した。
でも母はそんな物分かりのいい人間ではない。
「この中に入ってるんだな!!」
母は私の手から鞄を取り逆さまにして中身を全て出した。
あれはペンケースの中。
私は直ぐさまその中からペンケースを拾った。
するとそれを見た母が私の腕を掴んでペンケースを取ろうとする。
腕や背中を殴られてもしっかり持っていた
はずなのに、
私はまた母に後ろから首に手をかけられ、力が抜けペンケースを落としてしまった。
慌てて鞄を母から引っ張り取りあげた。
見られたらやばい…――
「早く出てけよ!!こっちは体調悪くて休んでんだよ!」
そう言うと母は立ち上がる。
出ていくんだと思って安心した。
でも母はそんな物分かりのいい人間ではない。
「この中に入ってるんだな!!」
母は私の手から鞄を取り逆さまにして中身を全て出した。
あれはペンケースの中。
私は直ぐさまその中からペンケースを拾った。
するとそれを見た母が私の腕を掴んでペンケースを取ろうとする。
腕や背中を殴られてもしっかり持っていた
はずなのに、
私はまた母に後ろから首に手をかけられ、力が抜けペンケースを落としてしまった。