ADULT CHILDREN
朝から散々注意され、お店のオープン前にはもうクタクタだった。
オープン準備が整ってミーティング。
みんなの前に出て自己紹介をした。
朝いたおじさんは主任。
化粧の濃いおばさんはチーフ。
そしてあの金髪の若い女性はもう8年も勤めているベテランでボスと呼ばれていた。
他にもおばさんやおばあちゃん達が10人程。
その日から、毎日がハードだった。
勤務時間は1ヶ月目までは朝の9時から昼の3時までと言うことだったけど、店はかなり忙しいため仕事も多く、初めて仕事をする私は弱気になっていた。
トイレ掃除は毎日注意されるからと朝の8時にお店に行き、ゆっくり時間をかけてした。
それでも毎日注意されて本当に泣いてしまいそうだった。
自分にはこのバイトは向いてないのかもしれないと毎日そう思っていた。