ADULT CHILDREN
「あります…あ!」
そこにはあの日別れて以来に見る淳がいた。
「あ…」
「え、なんで?」
一瞬時が止まったかのように淳を見ていた。
「なんだおまえ等知り合いか?」
「あ、はい」
「え?なんで?バイト?え?なんで?」
淳がバイトをする理由が思い当たらず困惑していた。
「いや、俺一人暮らし始めたんだよ」
「え?そうなの?」
「うん」
店長にボールペンを渡し、淳が事を済ませると私は淳と店の外へ向かった。