ADULT CHILDREN
誘われたその時は、夜の店で働くつもりは全くなかった。
だけど、思いに反した電話が愛美から毎日かかってくる。
「バイトだったら好きな日だけ出ればいいしさ」
「週1回出るだけでもお小遣にはなるし」
優柔不断な私は結局断りきれず、今のアルバイトがあるので週2回だけならという話で面接に行く事にした。
早速バイトが休みの日に私は面接の為、愛美に言われた通り市内のある公園前にいた。
そこは商店街から少し外れた道の奥。
夜の店がずらりと並ぶ通り。
独特な雰囲気がする道を通るのには少しの勇気が必要だった。
夕方の6時頃だった事もあってか、その通りに入ってすぐ色んなお店のボーイから声をかけられた。
どこで働いてるのか。
給料を今の店より高く払うからうちの店に来ないか。そんな感じの内容ばかりだ。
公園に着いてすぐ、蝶ネクタイにベストを着た茶髪の男の人から声をかけられた。
「さえこさん?」
その人は私が働く予定のお店のボーイだった。
だけど、思いに反した電話が愛美から毎日かかってくる。
「バイトだったら好きな日だけ出ればいいしさ」
「週1回出るだけでもお小遣にはなるし」
優柔不断な私は結局断りきれず、今のアルバイトがあるので週2回だけならという話で面接に行く事にした。
早速バイトが休みの日に私は面接の為、愛美に言われた通り市内のある公園前にいた。
そこは商店街から少し外れた道の奥。
夜の店がずらりと並ぶ通り。
独特な雰囲気がする道を通るのには少しの勇気が必要だった。
夕方の6時頃だった事もあってか、その通りに入ってすぐ色んなお店のボーイから声をかけられた。
どこで働いてるのか。
給料を今の店より高く払うからうちの店に来ないか。そんな感じの内容ばかりだ。
公園に着いてすぐ、蝶ネクタイにベストを着た茶髪の男の人から声をかけられた。
「さえこさん?」
その人は私が働く予定のお店のボーイだった。