ADULT CHILDREN

何も変わらず１年の月日が流れた頃。



浩人の前で煙草を吸わないでというのに普通に吸ってみたり、手の届くところに煙草を置いたり。

母の行為に何度も腹を立てていた。


そしてその煙草を浩人が触ろうとした時の事だった。
母は思いっきり浩人の手を叩いたのだ。


すぐに私は母から浩人を引き離し母を睨みつけた。




「過保護」
「甘やかすな」
「それだからあんたには子育ては向いていないんだ」




叩くなと言っただけでこの始末だ。





そして父は父で、まだお金を貸せと言ったり、貸せないと言えばおまえからお母さんに言って何十万か又貸ししてくれと言ったり。




精神的に追い詰められていき、いよいよ佐藤さんに相談したのだった。