嘘つきな私と素直な君



結城椿くん。


結城君は見た目がよく
女子に優しいもんだから
みんなにモテる。



「有沙は結城君のどこを好きになったの??」


「うーん…。優しいとことか…?」


「それ、騙されてるって!!!!
 結城君全然優しくないよっ」



そんな事
なんで美枝がわかるのよ。


結城君はとっても優しい人だったの。




「おっ噂をすればー」



私と美枝と一緒に話していた上田咲が
廊下を指さし言った。


私はゆっくりと咲の指さす方を
見た。



見たらまた、
悲しくなる。
苦しくなる。
泣きたくなる。


そんなの分かってる。

でも…



「つぅーばぁーきぃーっ!!!」





そこには
結城君と、



綺麗な女が。




あーぁ。
やっぱりね。


もう新しい仔が出来たんだ。
















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