ちっぽけであっぱれな人生
「貴之!旅行みたいやな!」


俺はもう親と過ごすことはできないんだと確信し,寂しがる弟を元気づけようとした。



本当は俺も寂しかったんだ…



施設に入ってからの生活は信じられなかった。



たくさんの人が居て歳もさまざまだ。



同い年から高校生まで‥



男も女もいっぱいいっぱい



最初は本当に楽しくてワクワクしていた。



あんなことをさせられるまでは…




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