流れ橋
スーパーの中は、クーラーがとても効いていて、涼しくて最高だった。

わたしは、お昼に食べるものと晩ごはんの材料を頼まれていた。

わたしは、まだ何も決めていなかったので、店内をまわりながら、食べるものを決めようと思った。

何を食べようかな・・・家には、お父さんがいる。一人だったら、ポテトチップス一袋で十分だけど、そういうわけにもいかないし、さて、どうするかな。
今日の特売は、冷やし中華のようだ。この暑さには、ピッタリだった。

わたしは、二人前買い物カゴに入れて、店内を歩きだした。

後は、カレーの材料だけだ。今日は、スーパーのお客が少ない。まだ、日も高く、暑いので来ないのだろう。夕方になると小さい子供連れがいっぱい来ることは、知ってた。

お母さんが働き出してから、よくこのスーパーに来るようになっていた。

こう見えて、このスーパーのチラシを毎日見ていた。

わたしは、まだ働けないからせめてこういうところで、家計を助けたい。
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