Dear... Love
「えっ?」
やっと悠斗が
口を開いた。
「このままじゃ
お互いが
嫌な思いする。
だから…
別れよ?」
「勝手な事した。
でもひかるしか
いないんだ…
俺の全てを
知っているのも
ひかるだけ
なんだよ…」
「本当に勝手だよ。
もう無理なの。」
あたしは
かばんの中に
荷物を
詰め込む。
「行くな…」
悠斗の言葉を
無視する
さっきまでの
悠斗の事が
愛しいと
思う気持ちは
もう嘘のように
消え去った。
悠斗の
勝手な事への
怒りや
裏切られた
絶望感で
あたしの胸は
張り裂けそうだった。
それと
あたしじゃ
ダメだって
幸せじゃないって
その事が
悔しすぎた。