君のために

拓哉と離れている間、
迷惑メールは一切来なくなった。

ストレスも大分抜けた。

だけど、ただ残るのは、
あの日の記憶と、
拓哉のいない寂しさ。


ただそれに耐える毎日が続いた。



そして、拓哉と離れて1ヶ月ほどが経ち。

季節は2月。
もうすぐ3月で、3年生は卒業準備に取り掛かっていた。
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