君のために


「またレイプかもょ?」
ゆかりは、不振な表情を浮かべた。


「福岡高だもんね...」
「どうする?行く?」
「怖くない?」
「だよね...」


2人で迷ってると、あたしの携帯が鳴った。



着信:拓哉
《今校門の前で待ってるから、ゆかりちゃんと一緒に来れる?》


《りょっかい》



このメールにより、あたしたちは校門に向かった。

そこには、久しぶりに見た拓哉の姿があった。



「駅前のサイゼ行くから。付いてきて。」


拓哉のあとに続き、サイゼリアに入った。



「3名様でしょうか?」
「待ち合わせなんすけど?」
「かしこまりました。」


待ち合わせ...?


誰と?
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