君のために

「早く謝れよ!!!!」

いつもの優しい拓哉じゃない、怖い拓哉だった。



座り込む2人のうち、男のほうの胸倉を掴み立たせた。


男は鋭い目つきで拓哉を睨んだ。


その瞬間、

ボンッ―――



すごい衝撃で拓哉は、男の頬を殴った。


「ッッ」

男は舌打ちをして拓哉の腹を殴った。


バンッ―――

ボコッ―――



2人は何度も何度も殴っては殴り返した。
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