君のために


放課後、校門で翔太が待っていた。



「なんか一緒に帰るの久々だなあ〜」


あたしは、なんとかして沈黙を消したかったけど、沈黙は続く。


「恵、こっち向いて?」



翔太は、あたしに顔を近付けてくる。


唇に舌が入ってくる。



翔太の手が、体を触ってくる。



「ちょっ!やめてよ!こんなところで!!」
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