君のために

「・・・」


「だから俺・・・ずっと、我慢してたんだ。
恵に好きなんて言えなかったし・・・
彼氏のこと忘れられるまで待とうって思ってたけど

いつまで引きずるつもり?
この先一生、死んだ彼氏のことだけ想って生きてくの?

こんなに好きなのに、
死んだ奴に勝てないなんて悔しいょ...

なあ?
俺じゃ駄目なの?

彼氏を忘れる道具で良いから。

俺じゃ駄目なの...?」
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