君のために


「これ。あげる。」

「捨ててなかったんだ」

「1000円もしたんだよ?」
「ケチッ」

「どうせ、拓哉が選んだんだし。」



1つ1000円の、翔太にあげるはずだったキーホ。



「サンキュッ」

そう言って、拓哉は携帯に付けた。
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