君のために


抱きしめては深いキスをして、あたしたちはひとつになった。




「本当に俺の過去、受け止めてくれんならプリクラみせたる!」


「見たあい!!!!」




拓哉は机の中をあさりはじめた。




「ぇっと、これ中1。」


拓哉とゆみ、



「これ中3」
「これ中2春」

「中2冬ね、」


「これ那波、」



机のあらゆるところにガラクタと一緒に出てきたプリクラたち。
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