君のために

あたしは、髪を整えて、拓哉に会える準備をした。


「あっ拓哉...」
「座れ!」


まだ拓哉は焦ってる。
顔は強張っていた。


「恵、元気?」
「はっ?めっちゃ元気だよ〜♪!」

あたしは、ニカッと笑って見せた。


「そっか、良かったあ」
そう言って拓哉もニカッと笑った。
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