私、変わります!
「奈瑠、こっち来て」

彼方の口調が少し優しくなるトキは、私に真剣に話すトキ。

「奈瑠、こっち向いて」

ゆっくり彼方の方を向いたトキ。

チュ…

私は目を大きく見開いた。

「奈瑠、ココで永遠誓わねえか?」

『噴水の前で愛を誓ったらその2人は永遠なんだって』

まだ一年もたってないケド、ちゃんと覚えてる。

「彼方」

「奈瑠、一生幸せにすっから!俺について来い」

「はい!!…あともう少し言葉…欲しいです」

スキって言って欲しいよ。

ずっとスキだかんなって。

「奈瑠」

ギュッと私を抱き締めると、私の耳元で、

「奈瑠、愛してる」

愛を囁いた。

私は背中に手を回し、

「私も彼方を愛してる」

と返事した。

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