私、変わります！

「もう、女なんて。って言ってたのは誰だよ」

俺だよ。

答えなくても修哉は気付いてるんだろ?

「顔。にやついてんぞ。キモい」

「お前は顔が整ってっからいいんだよ」

俺だって…

今にも泣きそうな声の修哉。

男だろ。なんて思いながら。

もう長い付き合いの修哉に悩みなどザルのように筒抜けだった。

でも俺は修哉のコトは気付かなかった。

ゴメン修哉。