+大和恋戦+




******


「…櫻伊。」


「はいっ?」


仕事場に着いた俺は


開始早々部長に止められる。


「…お前があのCUG-レイドを壊したんだってな。」


「は?」


いきなりのわからない

疑問に対し部長を見る。


CUG-レイドとは


この会社の1番優れた


1台しかない機械だ。


「何言ってんすか?それってこの間浅井先輩が…」


「櫻伊ィ!上司に罪をなすりつけるとは何事だ!」


「は?本当の事じゃないっすか!先輩!」


「櫻伊。お前の働きぶりには感謝してたんだがな。あれを壊してしまった以上、そんな事は言えん。」


そう言うと部長は


退職金の入った封筒を


机に出した。


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