+大和恋戦+




「もうやめて!浅井さんは死んだんでしょ??!だったら--」


「!!!!!」


あたしが叫ぶと
妖雷が目の前に降りてきた。


『ワタシ…真澄サマ以外ノ人カラの指図ハ聞カナイ。口ダシスルト殺スヨ??』


「…………もう…殺しなんて…ダメっ…!!!」



『…シツコイ人ハ嫌イデスヨ♪殺シチャッテモイイノ???』


「美希!やめろ!妖雷には何も言うな!」


兄は焦ってあたしを止める。


止める相手が違うよ!
妖雷を止めなくちゃ…!



「ダメ------------!!!!!」


『………♪』


******


何で止めるんだ???美希!

死んでもいいのか?

ここ数日間は妖雷を
作り上げるために必死で
頑張っていたのに美希が
止めたら困る…!


会社自体潰さなきゃ
何も変わらないんだ…!


何で分からない…?!



死ぬ…
美希が死ぬ…


自業自得なのだろうか…


妖雷を止めようとした
罰なんだ………。


仕方ないな…




「いやぁぁぁぁっっっ!!!!!」


だから言ったけど…
ダメだ………!!!!!


< 44 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop