+大和恋戦+
「もうやめて!浅井さんは死んだんでしょ??!だったら--」
「!!!!!」
あたしが叫ぶと
妖雷が目の前に降りてきた。
『ワタシ…真澄サマ以外ノ人カラの指図ハ聞カナイ。口ダシスルト殺スヨ??』
「…………もう…殺しなんて…ダメっ…!!!」
『…シツコイ人ハ嫌イデスヨ♪殺シチャッテモイイノ???』
「美希!やめろ!妖雷には何も言うな!」
兄は焦ってあたしを止める。
止める相手が違うよ!
妖雷を止めなくちゃ…!
「ダメ------------!!!!!」
『………♪』
******
何で止めるんだ???美希!
死んでもいいのか?
ここ数日間は妖雷を
作り上げるために必死で
頑張っていたのに美希が
止めたら困る…!
会社自体潰さなきゃ
何も変わらないんだ…!
何で分からない…?!
死ぬ…
美希が死ぬ…
自業自得なのだろうか…
妖雷を止めようとした
罰なんだ………。
仕方ないな…
「いやぁぁぁぁっっっ!!!!!」
だから言ったけど…
ダメだ………!!!!!