更生は赤詰め草で
翌日、早苗はヒスイに呼び出されて人のあまりこない屋上に続く扉の前に行った。

「よ」

「どうも…」

早苗は不機嫌にヒスイの横に腰を下ろした。

「流石にこれじゃマズイだろ?どうにかしようぜ」

「どうにかってどうによ?」

「これから考える」

おいおい、こんなんで大丈夫か?
早苗が疑いの目を向けると、ヒスイは睨み返した。

「お前もこのままじゃよくないだろ」

「まぁ…」


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