更生は赤詰め草で
立ち向かえ!

その日から二人は登下校は共にするものの、一定の距離をとった日々を送っていた。

ユウジと何一つ話せないのにヒスイといるのも気まずく、早苗は一人でいることになってしまった。

そうなると心の支えになるものが何もなく、早苗はふさぎこみがちだった。

「はぁ…」

深いため息をつけば、数人の集団がクスクスと笑った。

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