更生は赤詰め草で
そう思うものの、不安は消しきれなかった。

空き地とかベタすぎる。
テレビとかマンガの読みすぎじゃない?

仲間を傷付けるってそんな仲間なんて私には――

そう。
ちょうど失くしたばかりだ。

そんなんで一体誰をやるっての


そう鼻で笑い飛ばそうとしたとき、嫌な考えが頭をよぎった。


――由香

この手紙を持ってきた。
私の友達だと認識されていたら――

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