奇跡を信じて・・☆
「不安にさせてごめんね」
「いいって」
悠斗は私の頭を
クシャクシャ
撫でてくれる
その瞬間に私の携帯が鳴り響いた
遠慮がちに鞄の中から携帯を
取り出し表示してある
名前を確認した
「あ・・・葵からだ」
メールを確認すると
私は自然と頬を緩めた
「何か良い知らせでもあった?」
悠斗はそんな私の表情を
ニコッと笑いながら
頬を摘まんできた
「痛いよ~!」
「ごめんごめん」
笑いながら
謝ってくる
「いいけどさぁ」
私もニッと笑顔を見せた
「良い知らせって
言うよりも
心配メールって感じかな」
「そっか。和樹から聞いたんだろーな」
「多分ね」