奇跡を信じて・・☆



   ッバタン!!




この大きな音で目が覚めた

何故か私はベンチの上に寝ていた


もう空には夕焼けが広がってる



・・・・・ここ何処?



辺りを見渡しても全く分からない




「「何あの子・・ダラシないわね」」

「「近頃の若い子は皆そうよ」」



前を通りかかったオバさん達が
チラチラと私の方を見てくる



ダラシない?


自分の体に視線を落とした




「・・・・どうして・・」



涙が溢れてくる


服は所々切られてたり
腕や足には赤い痕が残ってる・・


レイプ・・


その3文字が頭の中をぐるぐる回る


これが現実なんだよ・・?


さっきまで見てたのは夢だったんだ


でも現実にも
夢の中にも


私の近くに



直也は




居なかった。












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