奇跡を信じて・・☆
・・・そうなんだ
忘れかけてた事実を思い出した。
「そのぉ・・城島さんは、何て?」
恐る恐る聞いてみた
「ホントごめんってさ・・」
・・・ごめん??
謝るくらいなら
しないでよ・・・
少しだけ頭にきた
「アイツもアイツなりで反抗したらしいけど、相手にされなかって・・」
私は何も言わず小さく頷きながら話を聞いていた
でもね・・・
謝ったて遅いんだよ?
それに、他の人に連絡したのも城島さんでしょ?
止まりかけてた涙が再び流れだした
「んで俺が、お前を送ってやるように頼まれたって訳」
考えてくれてたんだ・・・。
私が帰り道知らないこと
「んじゃ、もう遅いし帰らねぇとな」
名前も知らない私の頭を撫でて
手を差し伸べてくれた・・・。
「・・・・うん♪」
ボロボロになった服の袖で涙を拭いて
彼の手を握って立ち上がった
「よしっ!・・ぁ、後これ着ときな」
はおってた服を脱ぎ肩に掛けてくれた