奇跡を信じて・・☆
「・・・え?」
思わず声を出した
「そんなかっこで歩くの嫌だろ?」
「あ・・、ありがと・・寒くないの?」
12月の夜だから、さすがに寒いよね
でもアナタは「平気だから」って
言ってくれた
嘘だって分かってたけど
ほんの少しだけなら
甘えてもいいよね?
服の袖に腕を通した
「・・暖かい♪」
私は笑顔をみせた
丁度その時、周りに居た人の声が聞こえた
「「直也、何ボ~っとしてんの?」」
「「何でもねぇーって」」
なお・・・や?