奇跡を信じて・・☆
その間も彼は隣でずっと慰めてくれた
「アイツと話合ってみたら?」
話合ったら元に戻れるかな・・?
でも、直也のせいで
怖い思いも
寂しい思いも
悔しい思いもした
だから直也の事、許せない
絶対、許さないから・・
「・・・ぃい・・の」
「そっか・・・」
直也とお揃いのブレスレット・・・
捨てちゃおっかな
勿体ない・・・よね?
っあ・・そうだ
私は涙を拭きながら
鞄の中を探ってプレゼントの袋を取り出した
「これ・・・もらって・・?」
「俺が貰っちゃいけねーだろ?」
「・・お願ぃ・・飴とかっ・・服のお礼って、ことで・・・」
手で目を擦りながらプレゼントを渡した
「分かった・・さんきゅーな♪」
暗くてよく見えなかったけど
彼は小さく笑顔をみせてくれた
さっきまでの笑顔とは違う、
凄く暖かい笑顔だった