奇跡を信じて・・☆


「俺の方こそ、
 約束破ってごめんな」

何も言い返すことのできない私は大きく頷いた


「つっても、もう遅いか」

「何の事情も聞かないで
 逃げちゃったのは私だから」

「ちげーよ。
 真希は逃げてなんかない・・・
 それに・・・
 俺のせいで恐い思いしたんだろ?」


葵から聞いたのかな・・・
思い出すと体が震える


「大丈夫、もういいの」


だって悠斗に会えたキッカケだから


「あの日から俺ずっと
 後悔しっぱなしだった」


苦笑いしながら直也はあの日のことを話だした
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