奇跡を信じて・・☆


「あの日の前日、親が再婚して1つ上に
 姉貴ができたんだ」


「・・そうなんだ」


「そいつが、なかなか家から出してくんなくて・・・」


「じゃぁ、キスしてたのも・・?」


「あぁ・・・姉貴な。
 俺に一目惚れしたとか言って
 デートとか無理やり行かされて
 挙句の果てには
 強引にキスされたんだ・・・。」


「でも、凄い寂しかったんだよ?」


ついに我慢していた涙が
零れ落ちた


「本当ごめん・・。」


「まぁ、直也はカッコイイから
 お姉さんの気持ちも分かるけど」


直ぐに涙を拭いて
からかうように笑って見せた
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