小さな塊
ある物理の授業で先生がいきなりレイに問いかけた
「おい、神谷。お前どうして理系選んだんだ?文系のがまだ進学もラクだったしお前このままじゃ進級さえも危ういぞ」
レイはイヤホンを外し、たんたんと答えた
「いや、理系は男子が多いから体育祭の綱引きで優勝できるかと思って。」
クラス中がどっとわいた
勉強をするために、いい大学に入るために毎日学校に通っている生徒たちにとってレイは違う生き物にでも見えたのか
用事がなければ話しかけてくる男子などそれこそいなかったが、レイは人気者だった
「お前もったいないなー…この学校入る時お前トップの成績だったのに…」
先生は少し呆れ顔でレイを見つめ、またいつも通り授業を再開した
「おい、神谷。お前どうして理系選んだんだ?文系のがまだ進学もラクだったしお前このままじゃ進級さえも危ういぞ」
レイはイヤホンを外し、たんたんと答えた
「いや、理系は男子が多いから体育祭の綱引きで優勝できるかと思って。」
クラス中がどっとわいた
勉強をするために、いい大学に入るために毎日学校に通っている生徒たちにとってレイは違う生き物にでも見えたのか
用事がなければ話しかけてくる男子などそれこそいなかったが、レイは人気者だった
「お前もったいないなー…この学校入る時お前トップの成績だったのに…」
先生は少し呆れ顔でレイを見つめ、またいつも通り授業を再開した