真面目な不良くん!?
不良STORY5
:過去のしがらみ[碧唯SIDE]
アイツはよく笑う奴だ…
そう思った。
それが第一印象…
俺を囲む奴らはみんな
素行が悪い奴だらけで…
そんな奴らを引き連れてる俺も悪い奴で。
「神崎くん頭いいんだねっ」
急に話かけられた。
「何?」
「僕ね、君に憧れてるんだ!!」
憧れてる?
「怖くないの?俺が」
俺を見る奴らはみんな
俺を俺の周りの連れを怖がる。
「うん!!怖いっ!!
けど、僕、神崎くんと
仲良くなりたかったから」
そう言ってアイツは笑ってた。