裏表な彼氏×天然な彼女
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あたしが六年生で那津が中学一年生のとき。


家が近くでいつも仲良く遊んだりしていた。


家に行き来するのも普通のことでそれが当たり前になっていた。


だいたいはあたしと那津と浬玖の三人で遊んでいたがあたしと那津、二人で遊ぶのも珍しくはなかった。



「ねぇ、那津?」


「ん? どーした、莉畝」


いつものように遊んでいた日。


この時、あたしは信じて疑ってもいなかった。


「ずっと一緒にいられるよね?」


これは恋人としてではなく、幼なじみ…つまり友達としてでのことは暗黙の了解。


「あぁ、もちろん!!」


ハッキリとそう答えてくれた。


なのに…何で?


何で………?


約束したのに…突然いなくなっちゃうなんて………。



何も言わずにあたしの前から突然姿を消した那津。


しかもそれは約束をした次の日のこと。


家族以外で唯一まともに話せた人が突然いなくなった。


あたしは悲しみから一ヶ月は人形のように過ごしていたんだ…。


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