裏表な彼氏×天然な彼女
慣れてしまったこの恒例と言っても過言ではない挨拶。
適当にあしらいながら席へとついた。
隣のヤツは男友達と仲よさ気に話し込んでいた。
何気なく窓の外へと視線を向けると薄い雲がキレイにまばらになっていた。
「莉畝、おはよ」
ただ雲を眺めながらぼーっとしていると前方からかけられた声。
「ぉはよ、唖稀」
視線を唖稀へと向けながら挨拶を返した
が。
唖稀を見てフリーズしたあたし。
微動だにしないあたしに怪訝な表情を浮かべた。
「おい、莉畝。 何固まってんだよ?」
眉間にシワを寄せながらそう言った。
それでも動けないあたし。
っていうか聞こえてない。
正気を取り戻したのは唖稀に肩を揺すぶられてから。
「おいっつってんだろ!!」
ハッ!!
魂、半分抜けてたかも!!
「あ…ゴメン。 てか!!!!!! ソレ、どうしたの!?!?!?」
そう、あたしがフリーズした原因…てか元凶?
赤茶でミルクティー色のメッシュをいれていた髪は落ち着いた黒髪になっていた。
適当にあしらいながら席へとついた。
隣のヤツは男友達と仲よさ気に話し込んでいた。
何気なく窓の外へと視線を向けると薄い雲がキレイにまばらになっていた。
「莉畝、おはよ」
ただ雲を眺めながらぼーっとしていると前方からかけられた声。
「ぉはよ、唖稀」
視線を唖稀へと向けながら挨拶を返した
が。
唖稀を見てフリーズしたあたし。
微動だにしないあたしに怪訝な表情を浮かべた。
「おい、莉畝。 何固まってんだよ?」
眉間にシワを寄せながらそう言った。
それでも動けないあたし。
っていうか聞こえてない。
正気を取り戻したのは唖稀に肩を揺すぶられてから。
「おいっつってんだろ!!」
ハッ!!
魂、半分抜けてたかも!!
「あ…ゴメン。 てか!!!!!! ソレ、どうしたの!?!?!?」
そう、あたしがフリーズした原因…てか元凶?
赤茶でミルクティー色のメッシュをいれていた髪は落ち着いた黒髪になっていた。