シェアメイトのしるし



両親の店を継ぐ勇気もない


両親の仕事とあたしの
    気持ちでがんじがらめ


前に進もうとしても
   印があたしの足を止める


【本当に捨てるの?】って
   あたしに問い掛けてくる


「アリスー!?
   いつまで着替えてんのよ」


いつも見たいに
   まき姉に大声で呼ばれて


ホッて安心した


(まだいつもみたいに
      接してくれるんだ)


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