あなたの大切なもの
試着してみると、びっくりする程、巻き髪に合った。

「遠野さ~ん! 着れたぁ~?」

良紀があたしを呼ぶ。

「着てみたぁ」

あたしは、カーテンを開ける。
シャッという、気持ちいい音が鳴る。

「うわっ! ええやんコレ! めっちゃかわいい!」

「ほんま? 買おっかなぁ~」

「買いよコレ! 絶対ええって!」

「じゃ、買う! せっかく良紀が選んでくれたしね♪」

「うん!」

良紀がニコッと笑う。
…いいなぁ、こういうの。

てか…かわいいって!
うっれし~★
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