あなたの大切なもの
早くこの想い…刹那に伝えたい。
どんな顔するかな…?
真っ赤になって、笑うかな…?
けれど……。

肝心の刹那はというと、ずっと学校に来ていない。


メールもした。

電話もした。

だけど連絡がつかない。



先生や陸斗にも聞いたけど、2人共風邪っていう。

…コレ…おかしいよな?
何日も、アイツが休むわけないやん。
やのに…なんで?



そう思い、あたしは刹那の家へと向かった。
< 191 / 270 >

この作品をシェア

pagetop