あなたの大切なもの
「……刹那?」
「………」
返事はない。
「なぁ…刹那シカト? シカトとか傷つくからやめようや…」
あたしは刹那に、喋りかける。
「刹那…? 何でこんな所で寝てんの…? はよ目開けぇよ…」
返事が返って来るまで、
「ちょっと…なぁって…。 なんで目開けへんの…?」
ひたすら、
「――ちょっと起きぃや! 何してんの? あんたが居るべき場所は、ここやないやろ?」
ひたすら、
「あんたは教室で、バカみたいに笑っとかなあかんねん! あんたの場所は、教室やろ!?」
ひたすら、
「あたしを守ってくれるんやろ!? ちょっと刹那!」
喋りかける。
「………」
返事はない。
「なぁ…刹那シカト? シカトとか傷つくからやめようや…」
あたしは刹那に、喋りかける。
「刹那…? 何でこんな所で寝てんの…? はよ目開けぇよ…」
返事が返って来るまで、
「ちょっと…なぁって…。 なんで目開けへんの…?」
ひたすら、
「――ちょっと起きぃや! 何してんの? あんたが居るべき場所は、ここやないやろ?」
ひたすら、
「あんたは教室で、バカみたいに笑っとかなあかんねん! あんたの場所は、教室やろ!?」
ひたすら、
「あたしを守ってくれるんやろ!? ちょっと刹那!」
喋りかける。