あなたの大切なもの
「何なん? 冗談やめぇや。何かの罰ゲーム? そんなんのために呼び出されたん? あたし」


眉間にしわをよせて、もろにキレた様子を見せるあたし。

これは遊びでやない。
本気にキレてますよあたし。


「ちゃっ!ちゃうって! こんなん冗談で言う訳ないやん! 本気やねんって!」


焦って否定をする刹那。
 

こいつ…目が本気や。




…そんなん言って、どうせやめるくせに。
アイツみたいに、捨てるくせに…。

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