あなたの大切なもの
あー! 
うっぜー!

そんなこと思っとったら、莉亜さんが何かひらめいたように、パアッって表情が明るくなった。


「あっ! そーや! ケー番とメアド交換せえへん? そんで小城刹那の情報とか教えてや!」

「えっ! ケー番とメアド…ですか?」


どーしょ…あんま関わりたくないねんけどな…。
でも莉亜さんの後ろでは“交換しなきゃ潰すぞ”って言うように、莉亜さんのメンバーが睨んどるし…。
しゃぁないな…面倒なことなったら嫌やしな。


「…わかりました。 いいですよ☆」

「赤外線ある?」

「あります!」


しなくちゃめんどくさそうだしね…。
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