標的〈まと〉
《プロローグ:1》一哉の場合
〇〇公立高等学校2年A組 青山一哉。

僕だ。

この学校では1年からクラス変えはない。


入学式からイジメにあっている僕はきっと卒業するまでイジメられるに違いない。


両親は学校が楽しいかと聞く。

僕は笑って楽しいと答える。


言えないよ…。


イジメられてるなんて絶対に。


心配させたくないんだ。

自分で解決出来る方法を考えなきゃならない。



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