標的〈まと〉
すぐにチャイムがなり皆が席へと戻る。


何なんだろう…?


いつもの教室でいつもの仲間なのに何かが違う…。

言い知れない不安が頭を過って離れないが、俺は田中と話しする事だけを考えようと必死で頭を切り替えた。


視線を感じ振り返ると…青山が薄ら笑いしてこっちを見ている。

今すぐ飛んで行き殴りたい気持ちを堪えて俺は拳を握りしめていた。

あいつ、絶対イカれてやがる…。



< 15 / 80 >

この作品をシェア

pagetop