標的〈まと〉
『こらこら、また飯島か!何やってんだ、お前ら。さっさと教室に行くんだ。伊川、お前停学解けたばっかだろ?ちっとは考えろ!』

塚田は俺達が派手にやり合う前に身体で壁を作っていた。

伊川は軽く舌打ちをしてまた歩き出した。

『どうした?飯島。最近何かあったのか?先生に位話してくれんか?』

塚田はスパルタだが俺は嫌いじゃない。
『ああ。手に負えなくなったら相談いくよ』

俺も教室へと向かった…。



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