標的〈まと〉
佐川とは一切学校で話さない約束していたんだ。


でも僕は後をつけ、隠れて様子を見ていたんだ。


佐川が飯島に寝返るかもしれないって不安だった。


いい感じでなぶられて、僕は楽しんでいたのに飯島は佐川に飛びかかった。

思わず鞄の中の缶ジュースを握りしめ飛び出した。

殺しちゃったかと思ったよ。

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