標的〈まと〉
孤独感

賢一の限界

『賢一…待って!』

保健室へ向かう途中、後ろから真由が追いかけて来た。


『一体何があったの?佐川君達と何かあった?その怪我も…私…心配。クラスも変だし』


こっちが聞きたい位だ。俺は真由に言いかけた。


そうだよな…俺が疑問に思ってんだから、真由はもっと疑問だよな…。


『真由、大丈夫だよ。誤解は必ず解くさ!早く教室戻った方がいい』



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